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記録集|西尾美也ワークショップ「感覚の洗濯」いわきツアー 2017-2019
¥250
++++++++++ *システムの都合上有料表記となりますが、本体価格は無料です。 *代金は送料とさせていただきます。決済時に送料は追加されません。 *他商品と一緒にお求めの場合はこの本をカートに入れず、他商品決済時の備考欄に「感覚の洗濯記録集希望」とご記入ください。 ++++++++++ 発行日:2021年3月1日 初版第1刷発行 発行:いわき芸術文化交流館アリオス 日本語 A5判変型 199頁 編集:西尾美也 デザイン:neucitora(刈谷悠三+角田奈央) いわき芸術文化交流館アリオスが主催して美術作家 西尾美也とともに3年間にわたって実施したプロジェクト『西尾美也「感覚の洗濯」いわきツアー2017-2019』の記録集を配布しております。P3は本プロジェクトの制作協力を行いました。 この記録集では、プロジェクトの一環として制作された映像作品から静止画像を書き出し、書籍の形をとりながらも映像を見ているような印象を引き出すアーカイブ方法に挑戦しています。 前半はいわきでの3年間にわたる「感覚の洗濯」を追いかけた写真集、後半は西尾美也さん×藤浩志さん(美術家)×長野隆人さん(企画発起人)の3名による「生活とアート」と題した鼎談を収録しています。 2018年に開館10周年を迎えたいわきアリオス。10年という節目を迎えるにあたって、アリオスを丸ごと洗濯してみたい!という企画発起人・アリオス長野さんの想いを受け止めて、小名浜の横町公園からはじまり、モバイルランドリーカー(洗濯物干場を搭載したリヤカー)といっしょに荒れ狂う海岸や川の水が流れる道路、民家が隣接する小さな公園など、市内のさまざまな場所を巡りました。その集大成としていわきアリオスの全面に洗濯物を干して、3年にわたるいわきツアーは完結しました。 ツアー一行は、平成から令和に変わるまさにその瞬間をいわきでの「感覚の洗濯」で過ごしました。手洗いする洗濯というのは新しい時代に逆行するような行為と思われるかもしれませんが、「感覚の洗濯」を通して思うことは、新旧は表裏一体の関係なのではないかということ。最先端はどんどん古くなり、古いものが見直されて新しい価値を得るのかもしれません。 日常の見慣れた風景・行為がアート(作品)に変わるときーーそんな変化の一瞬が収められた記録集を無料配布しています。ぜひ、「感覚の洗濯」を追体験してみてください。 [プロジェクト概要] 企画:長野隆人(いわき芸術文化交流館アリオス 副館長) アーティスト:西尾美也 グラフィック・デザイン:neucitora(刈谷悠三+角田奈央) 写真・映像記録:西野正将、樋口勇輝、冨田了平 設営:(株)RYU 大庭圭二 ファシリテーター:奈良県立大学地域創造学部西尾研究室(岸田なつき、松下千尋、櫻井莉菜、四方遼祐) コーディネート:P3 art and environment
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芹沢高志著『別府』
¥1,760
++++++++++ 付録「ABI+P3ミニブックレット 芹沢高志+港千尋[対談]五感をほぐす温泉文学『別府』」を同封してお送りしています。 付録単体でも購入いただけます。詳細は本ページ下部をご覧ください。 ++++++++++ 環境計画からアートの現場に越境し、幾多のプロジェクトを実践してきた著者が、 世界有数の温泉地・別府を舞台に虚実織り交ぜ綴る、芸術とまち、芸術と環境を巡る思考の旅。 ●推薦のことば 映画「マルコヴィッチの穴」を彷彿とさせる。感性への扉。 —南川憲二(現代アートチーム目[mé]) こんなふうに、そこに行きたくなったことはない。 —ナガオカケンメイ(デザイナー、D&DEPARTMENTディレクター) これほどセンシュアルな旅への誘いがあっただろうか。 湧き上がる雲のような知性が露結して、ポタポタと頭のうえに落ちてくる。ああ、気持ちがいい。人がなぜ芸術のまわりに集まってくるのか、どうすれば人と人とが幸せを共有できるのか。答えはぜんぶここにある。 —港千尋(写真家、著述家、Art Bridge Institute ディレクター) ●本書について 至る所で湯が湧き、まち全体が湯煙に包まれる世界有数の温泉地「別府」。この地で芸術祭のディレクターを務めた男が、次回に向けた迷いを抱えながら、何かを捜しにひとり別府を訪れる。彷徨い歩き、そこで出会った幻想的な風景や人、出来事に導かれ、彼が得たものとは? 本書はアートの力でその土地や環境の秘められた可能性を解放するプロジェクトを国内外で展開してきた芹沢高志が、ディレクターを3度務めた別府を舞台に、虚実織り交ぜ綴った、芸術とまち、芸術と環境を巡る思考の旅の軌跡。淡く瑞々しい、時に魔術的で猥雑な別府の風景。ふいに呼び覚まされる、映画のワンシーンや書物のことば、旅の記憶や手掛けたプロジェクトのエピソード。次第にゆっくりと「わたし」のなかに、芸術と街、芸術と環境の関係、その意義や可能性が形を成していくその過程を、丁寧に描き出す。 芸術祭のコンセプトを紀行文学の体裁で伝えるという、先鋭的な試みでもあった本書を、装いも新たに刊行します。 「別府。湯の上に浮かぶ魔術的な港町。 あまりの美しさに、一瞬、この眺めは鶴見岳の夢ではないのかと思えた。 数十億年の時のなかで、火男、火女の両神が見る、うたかたの夢ではないのかと……。 次に別府は、私に何をさせるのだろう?」(本書より) *本書は、別府現代芸術フェスティバル2012「混浴温泉世界」のコンセプトブックとして刊行された『別府』に一部修正を加え出版するものです。 ●書籍概要 デザイン:尾中俊介(Calamari Inc.) 写真(ジャケット・表紙):草本利枝 仕様:並製/四六判変型/192頁 価格:1,600円+税 発行日:2020年11月20日 発行:ABI+P3 発売:P3 art and environment ISBNコード:978-4-904965-13-9 P3オンラインショップから『別府』をご購入いただいたみなさまには、 「ABI+P3ミニブックレット 芹沢高志+港千尋[対談]五感をほぐす温泉文学『別府』」を同封してお送りしております。(在庫がなくなり次第終了となります。) *ミニブックレット 単品での販売も開始しました(2020/12/18)https://p3shop.base.ec/items/37451000 ●著者プロフィール 芹沢高志(せりざわ・たかし) 都市・地域計画家、アートプロジェクト・ディレクター P3 art and environment統括ディレクター 1951年東京生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究と実践に従事。89年、東京・四谷の禅寺、東長寺にP3 art and environmentを開設。99年までは地下講堂をベースに、その後は場所を特定せずに、さまざまなアート、環境関係のプロジェクトを展開。著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店、1996年)、『月面からの眺め』(毎日新聞社、1999年)。訳書にバックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫、2000年)、ピーター・マシーセン『雪豹』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫、2006年)、ケネス・ブラウアー『宇宙船とカヌー』(ヤマケイ文庫、2013年)などがある。
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ABI+P3 ミニブックレット 芹沢 高志+港 千尋 [対談] 五感をほぐす温泉文学『別府』
¥250
本冊子は芹沢高志著『別府』(発行元」ABI+P3)の刊行に合わせて制作されました。別府現代芸術フェスティバル2012「混浴温泉世界」のコンセプトブックとして書かれた『別府』を、ABI+P3の2冊目として刊行するにあたり、著者でP3統括ディレクターの芹沢高志とABIディレクターの港千尋が対談を行いました。当日は三冊の本がテーブルに置かれ、『別府』を入口に、二人の対話は、孔、温泉、芸術祭、広島、書くことについてなどへとつながって行きました。この小冊子はその記録です。 [3冊の本] 『別府』(芹沢高志著、別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」実行委員会、2012) 『HIROSHIMA 1958』(港 千尋+マリー = クリスティーヌ・ドゥ・ナヴァセル編、写真:エマニュエル・リヴァ、インスクリプト 2008) 『愛の小さな歴史』(港 千尋著、インスクリプト、2009) *P3ネットショップから『別府』をご購入いただいたみなさまには、本冊子を同封してお送りしております。(冊子の在庫がなくなり次第終了となります。) ●書籍概要 仕様:中綴じ/B6サイズ/44頁 価格:250円(税込) 発行日:2020年11月20日 制作・発行:ABI+P3 発売:P3 art and environment *対談の前半部分をABI+P3ホームページにて公開しています。 https://www.abip3publishing.org/別府-芹沢高志-港千尋-対談/ 芹沢高志(せりざわ・たかし) 都市・地域計画家、アートプロジェクト・ディレクター P3 art and environment統括ディレクター 1951年東京生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究と実践に従事。89年、東京・四谷の禅寺、東長寺にP3 art and environmentを開設。99年までは地下講堂をベースに、その後は場所を特定せずに、さまざまなアート、環境関係のプロジェクトを展開。著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店、1996年)、『月面からの眺め』(毎日新聞社、1999年)。訳書にバックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫、2000年)、ピーター・マシーセン『雪豹』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫、2006年)、ケネス・ブラウアー『宇宙船とカヌー』(ヤマケイ文庫、2013年)などがある。 港千尋(みなと・ちひろ) 写真家、著述家、Art Bridge Instituteディレクター イメージの発生と記憶などをテーマに制作、著述、キュレーションと広範な活動をつづけている。ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー、あいちトリエンナーレ2016の芸術監督などを歴任。多摩美術大学情報デザイン学科教授。写真集に『掌の縄文』、著書に『芸術回帰論』など多数。『風景論-変貌する地球と日本の記憶』(中央公論新社)で2019年度日本写真協会賞受賞。最新刊に『インフラグラム-映像文明の新世紀』(講談社選書メチエ 2019)がある。 ●ABI+P3とは Art Bridge InstituteとP3 art and environmentが、これからの文化発信の在り方を、実践を通して共に考えていく試みです。 https://www.abip3publishing.org/
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カタログ|「シナジェティック・サーカス バックミンスター・フラーの直観の海」展
¥2,200
SOLD OUT
1989年4月発行 P3 art and environment 日本語 A4版 並製 171頁 本体価格2,000円(税抜) ISBN:978-4904965009 ジオデシック・ドームで知られ、現代のレオナルド・ダ・ヴィンチと称された故バックミンスター・フラー。彼の直観、思想、行動そして発明を、1989年当時の日本、地球という文脈の中で再生させること。そのような意図のもと、ロサンゼルスに本拠地を置く「バックミンスター・フラー・インスティテュート(BFI)」の全面的なバックアップを受けて開催された、P3 art and environment(旧P3 alternative museum, Tokyo)オープニング展のカタログです。 P3代表で「宇宙船地球号操縦マニュアル」を含め多くのフラーの著作を翻訳してきた芹沢高志、フラーの孫で当時BFI代表を務めていたジェイミー・スナイダー、フラーと30年近くにわたり共に仕事をしたJ.ボールドウィン、「水の神ナーガ」の著者であり、東南アジアに注目していたフラーと親交のあったサメット・ジュムサイらの文章を収録。さらに、詳細な年譜、フラー自身のテキスト、たくさんの図版や写真、また生前フラーと親交のあったジョン・ケージへのインタビューなど、様々な角度からフラーの「直観」に光を当てています。 それぞれの論考は、フラーが何をしたのかだけでなく、なぜそのような考えに至ったのか、どのような環境が彼にそうさせたのかなど、フラーの思考のプロセスに踏み込む議論を展開しています。 展覧会 シナジェティック・サーカス バックミンスター・フラーの直観の海 https://p3.org/projects/5n3vbra-zr/
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カタログ|蔡國強|原初火球
¥1,980
1991年2月発行 P3 art and environment 日本語/英語 A4 並製 48頁 本体価格1,800円(税抜) ISBN:978-4904965030 大地をキャンバスに、火薬を爆発させる壮観なプロジェクトで世界的に知られる蔡國強。「原初火球」は火薬と墨で描かれた屏風状ドローイングで、それぞれの作品は、実現させることを前提としたプロジェクトの計画図でもあるため、本展覧会には「The project for projects」 と副題がつけられました。 メイン作品のほか、様々なプロジェクト案が展示され、現在までに「万里の長城を一万メートル延長する」を始めとして、ここで発表されたプロジェクトの多くが実現されています。1991年までの作品群も収録。 展覧会 蔡國強「原初火球 The Project for Projects」 https://p3.org/projects/hyww0ylgqe/
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作品集|オノ・ヨーコ|青い部屋のイヴェント
¥1,100
2014年9月29日発行 P3 art and environment 日本語/英語 変型(145 × 125mm) 並製 34頁 本体価格1,000円(税抜) ISBN:978-4904965061 漆喰、ガラス、床板など、歳月を経たそれぞれのテクスチャーの上にオノ・ヨーコが壁、床、天井、窓に書いた15のインストラクション作品「青い部屋のイヴェント」を、1点ずつカードにしたポストカードブック。 「この部屋はゆっくり蒸発している」 「この空間に存在するいろんな部屋をみつけること」 など、想像することを促す数々の言葉が収められています。 北海道、十勝平野と日高山脈が出合うところにある「十勝千年の森」。オノ・ヨーコは、森の敷地に残された開拓農家の廃屋に、ライブで空を映し出す15台のテレビを設置しました。この「北海道のためのスカイTV」と名付けられた恒久設置作品は、「北海道のための念願の木」「北海道のための雲の曲」「青い部屋のイヴェント」を含んでいます。 「青い部屋のイヴェント」は美術館やギャラリーで何度も展示されましたが、恒久展示として廃屋の様々な素材にオノが自筆で著した作品は「十勝千年の森」にしかありません。 十勝千年の森 http://www.tmf.jp
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作品集|オノ・ヨーコ|空のテレビ—北海道のためのスカイTV(DVD付)
¥4,070
2012年6月発行 P3 art and environment 日本語/英語 変型(216 × 206mm) 上製 64頁 本体価格3,700円(税抜) ISBN:978-4904965016 2002年に北海道の帯広競馬場で開催された、とかち国際現代アート展『デメーテル』で、オノ・ヨーコは「北海道のためのスカイTV」を発表。『デメーテル』閉幕後、オノはこの作品を北海道に残したいと考え、2005年「十勝千年の森」敷地内に廃屋として残された旧成川邸に再設置しました。 本書は、旧成川邸で展示されているすべてのインスタレーション作品「北海道のためのスカイTV」をまとめたもの。オノ本人が語る映像作品「北海道」が収録されたDVD付録付き。 P3ネットショップご利用の方のみ『デメーテル』ポストカード1枚をプレゼント! Text: ジョン・ヘンドリクス(展示キュレーター) 芹沢高志(P3統括ディレクター) 伊藤忍(P3ディレクター)
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書籍|芹沢高志、港千尋 言葉の宇宙船 わたしたちの本のつくり方
¥2,200
2016年12月発行 ABI+P3共同出版プロジェクト 日本語 四六判(帯付) 192頁 本体価格2,000円 (税抜) ISBN:978-4904965078 2016年に国際芸術祭のディレクターを務めたふたり、芹沢高志と港千尋が中心となって立ち上げた新たな出版レーベル「ABI+P3共同出版プロジェクト」。その第一弾として、本と出版の未来について動きながら考えるレーベルの哲学と現場の熱気を一冊に綴じた「プロジェクトブック」が遂に完成しました。 2016年春、港から芹沢のもとに手紙が届きます。「どうでしょう。いっしょに宇宙船をつくるのは」。 本書は、この一通の手紙から出版レーベルが立ち上がるまでのプロセスを一冊にまとめたものです。収録するのは「本の可能性」と「未来の発信拠点」をめぐって交わされた往復書簡や公開対話の記録。読者への届け方まで話題の広がった編集会議の模様。予約注文制などにチャレンジした本づくりの実践をふりかえるキーワードエッセイ。芹沢高志と港千尋が書き下ろした、本の物質性や道具性、本の外縁に注目したブックエッセイ。美しい書影と共に紹介する50を超える参考図書たち。世代も経験も異なるメンバーが動きながら考え、対話を重ねることで生まれた「わたしたちの本のつくり方」を、熱気そのままに多角的に紹介。さまざまなマテリアルを一冊に具現化した尾中俊介の造本設計も必見です。 著者:芹沢高志、港千尋 編集:川村庸子、坂田太郎 ブックデザイン:尾中俊介(Calamari Inc.) 写真:齋藤彰英 プロジェクトコーディネート:関川歩、長谷寛 発行:ABI+P3共同出版プロジェクト 発売:P3 art and environment [目次] ・往復書簡 ・対談 印刷物と思想の共有をめぐって ・対談 こんな本を読んできた ・対談 小さな発信基地をつくろう ・編集会議 ・キーワード エッセイ集 「 一通の手紙から一冊の本ができるまで」 ・エッセイ「外縁の前で」 港千尋 ・エッセイ「小さな試みが自生、共生する、生き生きとした複雑な世界を求めて、私たちは船を出す」 芹沢高志 ・参考図書 *書影付 ●著者プロフィール 港千尋:1960年神奈川県生まれ。写真家・著述家。NPO法人Art Bridge Institute代表理事。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授(映像人類学)。早稲田大学政治経済学部卒業。2013年より国際交流基金国際展事業委員を務める。群衆や記憶など文明論的なテーマを持ちつつ、研究、作品制作、展覧会、出版、キュレーション等、幅広い活動を続けている。著作『記憶—創造と想起の力』(講談社)でサントリー学芸賞、展覧館『市民の色』で伊奈信男賞を受賞。2006年に釜山ビエンナーレ共同キュレーターを、2012年に台北ビエンナーレ共同キュレーターを務める。2007年にはヴェネツィアビエンナーレ国際美術展日本館のコミッショナーも務めた。あいちトリエンナーレ2016芸術監督。 芹沢高志:1951年東京都生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。その後、東京・四谷の禅寺、東長寺の新伽藍建設計画に参加したことをきっかけに、89年にP3 art and environmentを開設。99年までは東長寺境内地下の講堂をベースに、その後は場所を特定せずに、さまざまなアート、環境関係のプロジェクトを展開する。2014年より東長寺対面のビルにプロジェクトスペースを新設。帯広競馬場で開かれたとかち国際現代アート展『デメーテル』総合ディレクター(02年)、アサヒ・アート・フェスティバル事務局長(03年〜)、横浜トリエンナーレ2005キュレーター、別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』総合ディレクター(09年、12年、15年)などを務める。さいたまトリエンナーレ2016ディレクター。著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店)、『月面からの眺め』(毎日新聞社)、『別府』(別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」実行委員会)、訳書にバックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫)、エリッヒ・ヤンツ『自己組織化する宇宙』(工作舍、共訳)など。 ABI+P3共同出版プロジェクト https://www.abip3publishing.org
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カタログ|NPO法人 BEPPU PROJECT|混浴温泉世界2009
¥3,080
2010年3月発行 河出書房新社 日本語 B5判 上製 200頁 本体価格2,800円(税抜) ISBN:978-4309908649 読む「混浴」、出来ました。 2009年、世界第2位の湯量を誇る温泉地、大分県別府市で開催された別府現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界」。鑑賞者はパスポートと地図を片手に温泉、港、商店街、神社などに点在するアート作品を巡りながら、別府という町が見せる様々な表情に出会いました。写真資料満載の、別府発アートの軌跡と奇跡! 参加アーティスト: アデル・アブデスメッド、ホセイン・ゴルバ、マイケル・リン、ラニ・マエストロ、サルキス、インリン・オブ・ジョイトイ、ジンミ・ユーン、チャン・ヨンヘ重工業、室伏鴻、ボリス・シャルマッツ、坂本公成、大友良英、レイ・ハラカミ、OOIOOほか 執筆者: 芹沢高志(「混浴温泉世界」総合ディレクター) 山出淳也(「混浴温泉世界」総合プロデューサー) 小倉正史(美術評論家)、佐東範一(「ベップダンス」ディレクター)ほか 混浴温泉世界 http://mixedbathingworld.com
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カタログ|サラ・ツェー|人も物も、すべてゆかしき、奇妙な驚きの物語り
¥1,980
2010年8月発行 P3 art and environment 日本語/英語 A5判 上製 34頁 本体価格1,800円(税抜) 商品名:カタログ|サラ・ツェー|人も物も、すべてゆかしき、奇妙な驚きの物語り 価格: 1,800円(税抜) 2010年9月3日から17日まで、ロンドンを拠点に活動する香港人アーティスト、サラ・ツェーの初個展『人も物も、すべてゆかしき、奇妙な驚きの物語り(Everything seems; for everything as well as everybody, heretofore all unknown: Curios, Stories and Strange Things Told)』が福岡市のkonya-galleryで開催されました。サラが大分県別府市に2ヶ月間滞在して制作した作品は、鉛筆による8枚のドローイング。8人の人々にインタビューを行い、彼らが大切にしている物、人生の宝物との関わりをテーマに描いたものです。 サラの別府滞在制作プロジェクトは、ロンドンのFountainとP3がCentral Saint Martins College of Art and Designとパートナーシップを組んで展開する’Atelier Interaction Residency Programme’の一環として実現されました。P3代表の芹沢がFountainディレクターのキース・ウィットルと共にキュレーターを務めました。 このカタログには、サラの作品であるドローイングとインタビュイーである8人のコメントなどに加え、芹沢によるテキスト「夢のなかに航路を切り開く」も収録されています。
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書籍|岩井成昭|路傍の光斑 — 小津安二郎の時代と現代
¥2,420
2013年5月発行 P3 art and environment 日本語 四六判 並製 435頁 本体価格2,200円(税抜) ISBN:978-4904965054 「戦後小津映画とその時代を知る人々から、鑑賞によって想起された生活体験を聞き取る。そして得られた情報から、小津映画を理解する新しい視点を獲得する」という目的で、アーティストの岩井成昭が実施したプロジェクト「路傍の光斑」。小津監督の戦後作品15本から10本を選出し、2010年4月の『麦秋』を皮切りに1年間にわたって東長寺カフェきあんで上映会を行い、平均年齢75歳、100人を超える参加者たちに1980年代生まれの若いスタッフが聞き取りを行いました。 小津安二郎は、戦後という時代感覚をどのように写実し何を歪めたのか。小津監督生誕110周年に刊行された本書は、プロジェクトのドキュメントとして企画されました。インタビューで集めた様々な証言をもとに岩井が書き下ろした異色の小津映画論です。
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作品集|岩井成昭 What’s in a name
¥1,571
2002年4月発行 P3 art and environment発行 日本語/英語 菊判 上製 112頁 本体価格1,429円(税抜) ISBN:978-4904965023 現代美術家の岩井成昭が、1999年から3年間にわたり世界各国・民族の300人余にそれぞれの名前のエピソードを聞き取り、構成したアートプロジェクト「self-introduction about names」を書籍化。姓名の由来や意味、本人の姓名に対する思い、自国言語による自筆サインがプリントされた、様々な色のページによって構成されています。各人の姓名とその由来が、移民、戦争、侵略など人間の歴史や、民族・個人による名前についての考え方の違いをそれぞれ強く示し、ひとつひとつ、あるいは相互に関連して、読む人に様々なイマジネーションを与えてくれます。
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カタログ|とかち国際現代アート展「デメーテル」
¥2,750
2002年9月発行 とかち国際現代アート展「デメーテル」実行委員会 日本語/英語 A5版 並製 192頁 本体価格2,500円(税抜) 2002年夏の北海道、帯広競馬場を舞台に、国際的に活躍する10組14人のアーティストが参加した展覧会「デメーテル」。招聘アーティストは、岩井成昭、インゴ・ギュンター、ヴォルフガング・ヴィンター&ベルトルト・ホルベルト、オノ・ヨーコ、カサグランデ&リンターラ、川俣正、キム・スージャ、蔡國強、シネ・ノマド、nIALL(中村政人、岸健太、田中陽明)。 本カタログは、たくさんのカラー写真と作品解説のテキストで全作品を丁寧に紹介しています。また、総合ディレクターを務めた芹沢高志や美術ジャーナリスト・村田真、札幌在住の文化人類学者・今福龍太両氏の文章、オノ・ヨーコと地球生態学者・小野有五氏の対談も収録。
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カタログ|とかち国際現代アート展「デメーテル」公式ガイドブック
¥1,980
2002年7月13日発行 とかち国際現代アート展「デメーテル」実行委員会 日本語/英語 A5版 並製 182頁 本体価格1,800円(税抜) 2002年7月13日から9月23日まで、帯広市政120周年などを記念して開催された「デメーテル」。土地の記憶を掘り起こして未来につなげるため、国際的に活躍する10組14人のアーティストが帯広を訪れ、場所の特性を読み取って、そこでしか成立しえない作品を作り上げました。P3と代表の芹沢高志が総合ディレクションを担当。招聘アーティストは、岩井成昭、インゴ・ギュンター、ヴォルフガング・ヴィンター&ベルトルト・ホルベルト、オノ・ヨーコ、カサグランデ&リンターラ、川俣正、キム・スージャ、蔡國強、シネ・ノマド、nIALL(ニアル)/中村政人、岸健太、田中陽明。 メイン会場となった帯広競馬場は、ソリを曳いた馬が障害の設けられたコースを走る、北海道にしかない輓曳(ばんえい)競馬場です。一棟の全長が約40メートルの厩舎群、レース場跡、さらに競馬場外の帯広市街全体を作品展示の場所として活用。また、関連イベントとして北海道内のアーティストに参加を募り、市内公園や街中店舗などで作品展示を行いました。 P3が編集協力した本書には、展覧会概要、招聘アーティストの作品概要、企画から開催までのドキュメントなどと共に、美術ジャーナリスト・村田真、札幌在住の文化人類学者・今福龍太両氏、P3代表・芹沢高志によるコラムも収録され、「デメーテル」の全容が伝わる魅力的なガイドに仕上がっています。
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DVD|岩井成昭 1991-2002/works on the move
¥1,760
2002年4月発行 日本語/英語 カラー 28分 本体価格1,600円(税抜) 1991年から2001年の岩井のアートワークを時系列順に、テキスト+展示風景のムービーとスチールで紹介しています。制作風景や作家のインタビュー映像といったアーティストフィルムの定石は一切なく、無機的に作品を繰り返し編集する手法は、見る者に岩井の10年間の軌跡、試行錯誤と変化を印象付けます。一方で、しばしば挟み込まれる、美術評論家、アートディレクター、キュレーターへのインタビューは、変わらぬ作家の個性に気付かせてくれます。
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書籍|バックミンスター・フラー著 芹沢高志訳 宇宙船地球号操縦マニュアル
¥990
2000年10月発行 ちくま学芸文庫 日本語 文庫版 並製 210頁 本体価格900円(税抜) ISBN:978-4480085863 バックミンスター・フラーが遺した記念碑的著作の新訳。地球を一つの宇宙船と捉える彼の刺激的な発想は、人類が直面している全地球的問題の解決に示唆をあたえ、またエコロジー・ムーヴメントやインターネット的思考を生むきっかけにもなった。「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」(マーシャル・マクルーハン)といわれているフラーのメッセージは、私たちに発想の大転換を迫り、新たな思考回路の形成を強く促す。(本書裏表紙の解説より)
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カタログ|「音の空間」シリーズ#4 ジョン・ケージ エッセイ・市民の不服従について
¥1,320
1993年4月発行 P3 art and environment 日本語/英語 B5版 並製 80ページ 本体価格1,200円(税抜) 偉大な功績を残した故ジョン・ケージ。P3では、ヘンリー・ディヴィッド・ソローのエッセイ「市民としての不服従」を素材に、エリック・サティの「貧者のミサ」を縦軸に制作した18篇のメゾスティックによる作品の新バージョンを発表しました。 本カタログには、ケージによる序文とメゾスティック18篇、そして「市民としての不服従」抄訳を収録しています。 *多少の色褪せがございます、ご了承くださいますようお願いいたします。
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カタログ|「音の空間」シリーズ#3 クリスティーナ・クービッシュ 嘘と真
¥2,200
1993年1月発行 P3 art and environment 日本語/英語/独語 変型(120 × 163mm) カード32枚 拡大レンズ1枚 箱付き 本体価格2,000円(税抜) ドイツを代表するサウンドアーティストの1人、クービッシュ。彼女は見えるものを不可視にするために時間を、聴こえるものを不可聴にするために空間を用います。インスタレーション「真と嘘」において観客は、時間を刻む光を経験し、空間に満ちた音を探索することに。少ない光の中では、より多くが見え、まったくの静寂の中ではすべてが聴こえるのです。 本カタログは、過去の作品写真なども加えて、P3で開催された展覧会をクービッシュのメモや楽譜、展示風景がプリントされた32枚のカードによって再構成したものです。
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カタログ|「音の空間」シリーズ#1|ロルフ・ユリウス|wind
¥2,200
1992年9月発行 P3 art and environment 英語/独語/日本語 変型(120 × 163mm) カード28枚 拡大レンズ1枚 箱付き 本体価格2,000円(税抜) ベルリン在住のライブ・エレクトロニックミュージックの作曲家で演奏家、そしてビジュアルアーティストとしても活動するユリウス。本カタログは、過去の作品写真も加えて、東長寺講堂P3で行われた展覧会をユリウス本人のメモや計画図、展示風景がプリントされた28枚のカードによって再構成したものです。 音楽はいたるところにある 音楽に耳を傾けるのだ 音楽は岩の下にある 音楽は石の下にある そこに、なんとなく湿ったところに 展覧会 「音の空間」シリーズ#1 ロルフ・ユリウス「wind」 https://p3.org/projects/4w7nqd3l6/
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カタログ|吉野辰海|水犬
¥1,650
1989年発行 P3 art and environment 日本語/英語 B4版変型三つ折り装(190 × 365mm) 10頁 ポスター2枚付き 本体価格1,500円(税抜) 吉野の犬たちはぐるぐるぐるぐる、ねじれています。1メートルに満たないものから4メートル近くのものまで、あるものは吼え、またあるものは穏やかな慈悲の表情をたたえて直立しています。 1989年に開催された個展「水犬」のカタログには、インスタレーションのためのドローイング、作品写真などが収められています。 展覧会 吉野辰海「水犬」 https://p3.org/projects/r7b3kef9n2/
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カタログ|ブライアン・ボイゴン|東京速読
¥3,300
1990年9月発行 P3 art and environment 日本語/英語 A5版 並製 300頁 本体価格3,000円(税抜) 建築理論家でもあるトロント在住のアーティスト、ブライアン・ボイゴンがハイパーシティ東京を速読。フォトコラージュと理論とフィクションが混在するエッセイです。 展覧会開催と同時出版。 展覧会 ブライアン・ボイゴン「東京速読」 https://p3.org/projects/p081-hcmok/
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グッズ|インゴ・ギュンター 難民共和国パスポート
¥880
1999年発行 Cambridge Arts Council 英語/クレオール/スペイン語/ベトナム語 B6版 中綴じ 32頁 本体価格800円(税抜) 1996年10月にP3で発表されたインゴ・ギュンターによるインスタレーション「難民共和国」展。世界中に拡散する難民を、経済的なお荷物ではなく資本として捉え直すというコンセプトを軸に行われ、展覧会の副産物として「難民共和国」パスポートカバーやステッカーを制作しました。このパスポートは1999年にボストンで行われた「難民共和国」展に合わせて発表されたものです
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詩集|デイヴィッド・シルヴィアン トロフィーズ II
¥4,290
1999年3月発行 Opium (Arts) Ltd. 英語 A5版変型(150 × 210mm) 並製 79頁 本体価格3,900円(税抜) 元Japanのリーダーで、リードボーカルのデイヴィッド・シルヴィアン。その活動は、坂本龍一とのコラボレーションなどで日本でも注目され続けています。「トロフィーズ II」は、シルヴィアン詩集の第2作目。藤原新也が装丁の写真と中身のイラストレーションで参加し、シルヴィアンの詩と共に幻想的な世界を構成しています。
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作品集|三上晴子|ALL HYBRID
¥3,737
SOLD OUT
1990年1月発行 ペヨトルエ房 英語 菊判 上製 116頁 本体価格3,398円(税抜) 廃棄された機械や情報機器の部品、ICチップなどを素材に用いた、三上晴子の初期作品集。「Information Weapon」など、実際のスーパー・クリーン・ルームで展示された画期的な作品を始め、1984年から1990年に発表された主な作品を収録しています。
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